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労働に革新を!北欧が1日6時間しか働かない理由

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Photo by Éole Wind Follow from Flickr

「座りすぎ」は健康に悪く、死をもたらすと、以前からいわれていた。それは、2002年にアメリカ大統領の諮問委員会によって『セデンタリー・デス・シンドローム』と名付けられている。座りすぎは「喫煙と同等の害」があるという説もあるほどだ。

この、「座りすぎて死ぬ」という最悪の状況を回避するためのただ一つの方法。それは「座る時間を減らす」。つまり、立つ時間を増やすということだ。

それが明らかになってから、ある企業のオフィスに異変が起こっている。

座りすぎない企業「Google」「Facebook」。

Photo by Eddie Codel from Flickr

GoogleやFacebookなどの企業のオフィスでは、「スタンディング・デスク」のスタイルを導入している。また、オランダのデザインスタジオRAAAF社は「座るところが無く、立って何かに寄りかかりながら働く」という実験的なオフィスを作ったのだ。

こうしてオフィスから椅子が消え「働く場所」が変化するなか、「働く時間」も変わろうとしているのだとか。

「働きすぎて死ぬ」国、日本。

Photo by Maxine Sherrin from Flickr

早稲田大学の小倉一哉氏によると、日本の正社員と呼ばれる人たちは、「年間2,000時間」ほど働いており、ドイツやフランスと比べると400時間も長い。計算すると、1日に8時間40分は働いているのだ。

また総務省「労働力調査」によると、働き盛りの20歳代後半から40歳代前半の労働者の約20%は、週に60時間以上働いているという統計もある。これは朝9時に出勤し、昼の休憩を1時間取ったとすれば、終業時刻の18時を過ぎて、毎日22時まで働いた計算になるのだ。

残業による過労死の問題もまだまだ後を絶たない。月227時間の残業で「過労自殺」した青年の事件も例に挙げられるだろう。

日本の過酷な長時間労働に対して、スウェーデンをはじめとする北欧の企業では、「1日6時間労働制」がトレンドになりつつあることをご存知だろうか。

1日6時間の「働きすぎない」労働へ

Photo by Image Catalog from Flickr

1日8時間労働というシステムは、実は皆が思うほど効率的ではないというのが率直な感想。1つの仕事を集中して8時間続けるというのは大きな挑戦でしかない。」

スウェーデンの首都ストックホルムに本社を持つ、アプリ開発企業FilimundusのLinus Feldt CEOはこう語る。
同社では、平日週40時間労働から週30時間労働へ移行。その結果、社員の集中力アップや意欲の向上、ストレス軽減による社内の雰囲気の改善という効果が表われたそうだ。

現在スウェーデンでは、国全体で1日6時間労働制への移行を進められるかを真剣に検討しようという動きまで出ている。公営の老人ホームで働く看護師に向けて、既に1日6時間労働制へシフトする実地調査も開始されている。

日本人の働き方に革新を。

Photo by Sami Hurmerinta from Flickr

日本では1日8時間、もしくはそれ以上の残業が普通だ。だが、日本の状況と「真逆の傾向」が、北欧で起こっている。

「ワークライフバランス」という言葉が普及しつつある昨今。残業代をもらって長く働くより、1日6時間労働で給料が減ったとしても、私生活の時間が増えたほうがいい。そう考える人も少なくないだろう。

今後のオフィスから椅子が消え、労働時間が1日6時間に短くなる。近い未来、日本にもそんな働き方が訪れるのだろうか。

Writer: Jun Hirayama

from BeInspired!

 
 

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