HEAPSmedia

ポルトガル発!超ロマンチックな「ゴミ」

SOCIAL GOOD

Photo by giuliano boiti from Flickr

私たちが地球をとよりよい関係を保つためには、切っても切れない「ゴミ問題」。CO2排出量の増加に、改定すべきリサイクル法……。なんだか難しいけれど、もうちょっと単純に考えれば、案外その方法は無限大なのかもしれない。



空中に浮かぶ「奇妙」な物体

ヨーロッパの最西に位置するポルトガル。そのポルトガルにあるマディラ諸島は「大西洋の真珠」と呼ばれる、澄んだ海とカラフルな花々に囲まれたヨーロッパ屈指のリゾート地だ。その路地に、なにやら奇妙なものが出現した。これは一体なんなのか。

夜にだけ出合える「ロマン」

その答えは、夜になると明らかになる。実はこれ、あなたの路地をムーディーに照らしてくれるライトだったのだ。赤や緑に光るライトが、華やかなイルミネーションとなり、なんともロマンチック。また、なんの変哲もない路地に設置されているのにも関わらず、すっかりはまって絵になっている。

使われなくなった「アレ」が変化を遂げた

しかし、驚くべきことはこれだけではない。このライトをよく見てみると、なんと洗濯機の「ドラム」でできているのだ。壊れて使えなくなった洗濯機のドラムを集め、リサイクルをしたという。そのドラムの数は全部で133個。ドラムに開いている無数の穴が、ほどよく光を漏らしている。ドラムの特徴をうまく利用したアイデア策だ。

これには島の人たちも大満足で、路地が明るくなったことに加え、人々の間にリサイクルの意識が生まれたという。さらに、これを目当てに訪れる観光客も増え、島にとっても一石二鳥であった。

「リサイクル」は「視点」をちょっと変えるだけ

Photo by Shai Barzilay from Flickr

洗濯機は粗大ごみの中でもリサイクルが難しいものの一つ。日本において、洗濯機を含めた粗大ゴミの排出量は年間60万トン。出されてしまったゴミの多くは焼却処分か埋め立て処分をするそうだ。

しかし、その埋めた立て地もほぼ飽和状態。未だ解決策は宙ぶらりんの状態である。ならば、少しでもリサイクルに回せばいいと思うが、そううまくはいかない。リサイクルに回せる分量は少なく、洗濯機に至ってはリサイクルできる鉄および銅は、全体の1.1パーセントほどだという。新しい製品が次々と出てくる中で、洗濯機をリサイクルショップで売るということもなかなか難しい。

この洗濯ドラムランプのように、それをそっくりそのまま利用して、全く別の美しいものによみがえらせるとは、なかなか思いつかない考えであろう。価値がないと思っているものでも、ちょっとだけ視点を変えると価値あるものに生まれ変わるのかもしれない。

Writer: Asuka Yoshida

 
 
 
 

この記事が気にいったら、いいね!しよう
HEAPSmediaの最新情報をお届けします!

TAG


アプリで、HEAPSmediaを楽しむ。

どこでもいつでもサクサク快適に“遊び”が見つかる。

HEPASmedia

DOWNLOAD NOW!

アプリ画面

PAGE TOP