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「ポイ捨て」は「アート」だ!

SOCIAL GOOD

土曜日の明け方。
渋谷。センター街。

ポイ捨てされた「ゴミ」で街一帯がおおわれる。

そんな渋谷のセンター街に落ちているタバコそのままを3Dスキャンし、シルバージュエリーに変えてしまう一人の男子大学生がいる。

彼の名は中村 暖。

ポイ捨てされたタバコは、僕にとってはジュエリーだけど、誰かにとってはゴミかもしれない。

そんなアイディアから生まれた彼の作品は、会社の社会的取り組み『CSR(corporate social responsbility)』という言葉をモジった造語、『GSR(Girl,Guy,GAL,Social Responsbility の略)』をコンセプトに制作されているそうです。

「(社会的取り組みに関心の低い)女の子、男の子、ギャルにだって社会的責任はあるんだ!」

作品を通してそんな訴えかけをする彼は、ユーモアたっぷりの方法で「ゴミ」を「アート」に創り変え、ポイ捨てを行う張本人たちに、身近な社会問題について考えるキッカケを与える。

実は今、そんな彼のように“街のゴミ”を意義のあるアートに進化させるアーティストが、世界中で登場している。

「アート」という清掃活動。

Photo by William Murphy from Flickr

吸い終わったタバコに、吐き捨てられたガム。

どんな街もポイ捨てされたゴミで溢れかえり、多くの人たちが街をキレイにしようと「ゴミ拾い」をしている。
しかし、「ゴミ拾い」以外でも街をキレイにする方法がある。

それは、「ゴミをアートにする」という方法。

ロンドン在住アーティスト、「チューイングガム・マン」ことベン・ウィルソンは、ロンドンの汚い街をアートで「清掃」しようと、17年前から活動している。

彼は、ロンドンの街中にある“黒い点々”の吐き捨てられたガム一つ一つをアートに変えることで、「街の清掃活動」を行っている。

彼の「チューイングガムアート」は、イギリスとヨーロッパの街中で約一万点も残されており、ゴミで汚れた街を美しく蘇らせているのだ。

ポイ捨て犯、指名手配中

ニューヨークで活動するアーティスト、ヘザー・デューイ=ハグボーグは、「“ポイ捨てされたゴミ”から得たDNA情報」を、3Dプリンターで「人の顔のアート」に作りかえるプロジェクト「Stranger Visions」を行っていた。

そんな彼女の奇抜な発想にインスピレーションを得たのか、香港では、彼女の作品のように「ポイ捨てした人のDNA」を使用した“あるポスター”が登場。

このポスターに写っている顔。

それは「ポイ捨てをした人」の顔なのだ。
捨てられたガムや、タバコなどに付着した1ナノグラム未満の乾いた唾液からでもDNA情報を入手し、本人の顔にそっくりのデジタル写真を作成できるそう。

「ポイ捨てしたら、その犯人がバレてしまう」

アーティストの力で「ポイ捨て犯」の指名手配までもができるようになったのだ。

日常的、犯罪的行為「ポイ捨て」

Photo by Dick Thomas Johnson from Flickr

今や、世界で広がっている「ポイ捨てされたゴミ」を「アート」に進化させる活動。
タバコの吸殻、吐き捨てたガム、飲み終わったコーヒーの紙カップ、ビールの空き缶。

皆がやっているから。誰も見てないから。

そんな気持ちで日常的に誰もが行ってしまうポイ捨て行為に、アーティストたちは目を向け、私たちにこう訴えかける。

「そのポイ捨て。誰かが見ていてもやりますか?」

アーティストたちの活動を知った今、当たり前と化したこの「身近な社会問題」について、改めて目を向けてみるべきなのかもしれない。

Writer: Jun Hirayama

from BeInspired!

 
 

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