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名も知らないプランタハンターによる「命のバトン」

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どうやら最近、筆者の友人が「プラントハンター」を目指しているらしい。

プラントハンターとは新種やレアな植物を見つける仕事だ。
その魅力とは一体何なのだろうか。徹底解剖してみよう。

プラントハンターなしじゃ病院すら・・・

Photo by Jennifer Morrow from flickr

私たちが病院でもらう処方箋の材料を調達してくるのは、プラントハンターだ。過去にも、マラリアの特効薬になる薬草を発見した事例などが存在している。

また今後、不治の病とされている病気への薬や、もっと安価で貧しい人でも簡単に手に入る薬、甘くて子どもでも親しめる薬などのために、プラントハンターは医療のさらなる進歩に必要とされている。

また、私たちが街などで目にする植物だって、実はプラントハンターが輸入しているものは多くある。都市化と同時に環境破壊が進む現代社会に、プラントハンターは旅から持ち帰った植物と、併せ持つ植物育成の知識で緑をもたらしているのだ。

「桜を見上げよう。」Sakura Project

プラントハンターの仕事は、植物に寄り添うだけにあらず。

日本のプラントハンター、西畑清順が指揮をとった2012年3月の「桜を見上げよう。」Sakura Projectでは、この前年に被災した東北含む全国47都道府県の桜を集め、東京で全て同時に咲かせる偉業を成し遂げた。
プラントハンターにしかできない方法で、「日本はひとつ」というメッセージを伝えたのだ。

会場には、東北での地震と津波を乗り越えた桜、原爆を耐え抜いた被爆桜、京都の世界遺産、銀閣寺の庭園にある桜など、全国津々浦々の桜の枝を人々の協力のもと集めた。

さらに気候などの環境がそれぞれ異なる地域から集めた桜を、すべて同時に開花させることは至難の技である。

西畠清順は、旅の中で見たネペンセス・ラジャという植物の美しさとグロさに衝撃を受けてプラントハンターになったという。
彼はこのほかにも「THE SECRET GARDEN」を手がけるなどして、よりクリエイティブな方法で人々の植物への関心を誘っている。植物が持つ「人の心を動かす力」を人々に共有することもプラントハンターの仕事の一つであるのだ。

植物に自分で命名できるんだって?

そこが断崖絶壁だろうが、密林だろうが、植物求めて世界を旅するプラントハンター。
危険はもちろん伴い、植物に関する知識も必要で、頭も体も使う仕事だ。

その代わり一旗あげれば、旅をしながら、一つの仕事で3000万になることもあるという高収入を得られ 、新種の植物を発見できたならば自分で命名することだってできる。好奇心旺盛な人にはうってつけの職業だ。

現代のプラントハンターは薬に使われる植物などを探すだけでなく、世界中で叫ばれる「エコ」な生活を送るためにも欠かせない職業だ。世界中に植物を求めて歩きまわると同時に、私たちの生活を影で支え、より良い未来をも作っている。

旅をしながら社会貢献できる仕事ってすごくないか。どおりで筆者の友人も惹かれるわけだ。

Writer: Ken Nagasawa

 
 
 
 

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