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火星への「片道切符」。応募者が殺到する理由とは

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Photo by Tiffany Diane from Flickr

もし「火星に無料で移住してもいいよ」と言われたらあなたは行くだろうか?しかも一度移住したら二度と地球には帰ってこれないという条件付きで…。
大抵の人は「そんなの行くわけがない」と思うだろうが、それが正論だろう。
しかし世界にはこのお誘いに対して「帰ってこれなくてもいいから参加したい」と本気で思っている人がたくさんいるというのだ。

火星移住計画「マーズワン」とは?

「マーズワン」とはオランダに存在する民間非営利団体の名称であり、そこが現在進行形で進めている2026年に開始を予定している宇宙規模の計画のことだ。

その目的は火星に人類初の永住地を作ることにあり、実際に移住する人間は世界中から希望者を募り、その中から数回の選考を経て24人を選ぼうとしている。
この計画自体もすごいが、何よりも驚くべきことは「一度火星に移住したら地球には帰れない」というとんでもない条件つきであることだろう。

「そもそも本当に火星に行けるのか」という疑問については今回スルーするが、テレビもねぇラジオもねぇ火星になんか住みたい人などいるわけがないと思っていた。

移住希望者は世界で20万人以上!

ところがどっこい、なんと「マーズワン」が計画に参加する移住希望者を実際に募集したところ、世界中から約20万人もの人間が応募をしてきたというのだ。
移住者に求める条件は、18歳以上で身長157~190cmまでの依存症や精神疾患のない、とにかく健康な地球人の男女。
条件はなかなかゆるいとはいえ、冷やかしで参加した人が一部いることを考慮しても20万人は多すぎると思うのだが、いかがだろうか?

移住希望者のバイタリティーは一体どこから!?

では「マーズワン」に応募をした人たちは、なぜ二度と地球に帰れないにも関わらず、このプロジェクトに参加しようとしているのだろうか?
現在、候補者は100人までに絞られているが、そのなかから3名の候補者の参加理由について紹介しよう。

「歴史に名を残したい。人類の未来を変えたと言えるようになりたい」
イングランド在住 クレア・ウィードンさん(27)

「なぜ火星に死にに行くのかと聞かれると『誰もがいつかは死ぬが、死ぬ前に何をするかが大切よ』と答えているわ」
ロンドン在住 アリソン・リグビーさん(35)

「火星で寿司屋を開業したい」
メキシコ在住 シマブクロ・エツコさん(52)

3人目のシマブクロさんは特に強烈だ。
彼女は移住候補者100人のなかで唯一残っている日本人だが、その経歴を見てみると30代のときにバックパッカーをして2年間の世界旅行を経験、40代のときには自分の肉体と精神の限界に挑戦するためにサハラ砂漠を7日間走ったという経験を持つ、かなりのツワモノなのである。

Photo by J.Gabas Esteban from Flickr

個人的に感心してしまった候補者を選んだところ、たまたま3名とも女性になってしまったが、彼女ら「本気の応募者」たちに共通するのは「リスクを恐れていないこと」だ。
もし失敗することや後悔することを恐れて行動できない人がいるのであれば、彼女ら本気の応募者たちのことを思い出して、リスクに立ち向かう強さを見習ってみてはいかがだろう。

Writer: Tsuyoshi Kamagata

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