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スイスイ軽快!街を駆け抜けるAIバス

TECH

Photo by A bloke called Jerm from Flickr

3Dプリンターのハンドガン?3Dプリンターのドローン?そんなもんではない。

昨今急激に成長を続ける3Dプリンター技術がついに「人工知能搭載の自動操縦自動車」と融合を果たす時がきたのだ。

その技術を可能にした第1号目の自動車が、アリゾナ州を拠点としている会社Local Motorsがクラウドソーシングを通して開発した自動操縦バス「Olli」だ。

カクカクしていてなんだか小さいな」と侮ることなかれ。
こんな小さくてコンパクトなバスだが一度に12人を載せることができ、IBMを代表するあの人工知能Watsonが搭載されているのだ。

今までGoogleを始め完全自動操縦の自動車は多数開発されてきていたが、当然ながらその開発には多大なコストと時間が必要となり、一般化まではまだまだというところだった。

そんな中、このLocal Motors社はなんと3Dプリンターを元に2週間で製造ができ、人工知能までも搭載した自動操縦バスを開発してしまった。

しかも再利用可能で現代のエコな時代にぴったりなのである。

車体自体にネットワークと繋がった人工知能が搭載されているため、搭乗者が語りかける言葉を認識して経験/知識として蓄積していく。

あなたの音声とどんな言語でも認識し、覚えておいてくれるのだ。

そして蓄積された知識を元に、バスから利用者にとっての最適な提案や気の利いたコミュニケーションをしてくれるという。

例えば好みのレストランや自分が普段利用しているクリーニング屋の近くを通ったらOlliが教えてくれるなんてどうだろう?ただの移動がなんだか今まで以上にワクワクしないだろうか?

そして、単に頭の良い新たな自動車を生んだというだけの話ではない。

このクラウドソーシングを通して行われたOlliの開発は自動車製造ビジネスそのものに変革を起こしうる取り組みでもあるのだ。

クラウドソーシングを元に世界中からアイディアや要望を募り、それを元にマイクロファクトリ型に製品の各開発がされていく。

そしてこのOlliがプラットフォームとなり、一般の人々のアイディアがこのOlliを一層魅力的なものに変えてくれるのだ。

例えば移動目的としての自動操縦バスだけでなく、「走るカフェ」、「走るミニ会議室」など、あなたが良いと思うコンセプトが現実になる。

しかもまるでUberのように、携帯のアプリを立ち上げて呼べばすぐに迎えに来てくれるという送迎機能付きというからもう至れり尽くせり。

あくまで発注があってから製造を開始するが3Dプリンターで製造しているため、かかる時間も現在のところたったの2週間。在庫を置いておく必要すらない。

この尋常ではない仕事の早さが、市場の移り変わりが速いテクノロジー業界の各企業からも魅力的に映るのは無理もない。

各社が自分たちの自慢の技術をこのOlliに売り込もうと必死になる状況は既に目に見えていることだろう。

このLocal Motorsは夏を通して一般客へのOlliの試乗体験も提供予定であり、既に公共交通機関の一つとしてマイアミデイド、ラスベガスを含むいくつかの自治体とも共同でプロジェクトを進行中だそうだ。

今後このOlliのような人工知能搭載型の自動動操縦車は、今後もますます増えてくることだろう。そしてそれに応じて少しずつ我々の「移動」の概念も変わってくるかもしれない。

運転をする必要がないのであれば、その代わりに別のことをしたくなるのが人間の性(さが)だからだ。

そんな近い将来に向けて、移動中に運転の代わりにしたいことを今のうちから考えておいても悪くはないのかもしれない。

Writer: HEAPSmedia

 
 
 
 
 

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