HEAPSmedia

「ゴミ」で奏でる「環境問題」

SOCIAL GOOD

Photo by Thomas Hawk from Flickr

一人当たり1キログラムのゴミを毎日出している日本人。
ゴミの廃却量はヨーロッパの環境先進国の10倍以上で、ダイオキシン排出量は世界一である。

このような状況である中、私たちはどのようにゴミと向き合っているだろうか。

さまざまな発想でゴミ問題を考えている人たちから、アイデアをもらいたい。

イギリス発、「ガラクタ音楽隊」

ミュージシャンとコーラス隊によって構成されるイギリスのオーケストラ団体。

彼らが手にしているものをよくよく見るとすべてガラクタなのだ。

このオーケストラ団体『Lost and Found Orchestra(=紛失物オーケストラ)』は、その名の通り人々がゴミとして捨てたものを楽器に見立てて音を奏で、一つの楽曲を構成させている集団だ。

ノコギリは弦楽器用の弓、業務用の石鹸の容器はティンパニーの代わりとなっている。

この団体が設立されたのは10年前。今ではロンドンやシドニー、アムステルダムなど世界各国で公演を行っている。

「ゴミ」からつくられた「バイオリン」

またパラグアイでは、ゴミを楽器につくり替えてしまった人たちがいる。

経済的な理由から楽器を買えないことと多くのゴミの山に悩まされていた彼らの住む地域。

そこで『Landfill Harmonic』というオーケストラ団体が、ゴミから楽器をつくるという一石二鳥のアイデアを実行したのだ。

石油が入っていたドラムカンでバイオリンやチェロを、水道管からはトランペットやフルートをつくりだした。

彼らの活動はパラグアイだけにとどまらず、彼らと似た境遇にある街でも同じような取り組みを普及させる予定だという。

「音楽」が解決する「ゴミ」問題

Photo by Sterling Ely Follow from Flickr

環境は違えど、「音楽」と「ゴミ問題」を同時に受け入れている彼らたち。

特に彼らが楽器に変えている粗大ごみはリサイクルが難しく、世界中で埋立地が減少しつつある。

日本は少ない人口ながらもゴミの排出量は世界1位。
埋め立てできないゴミも他国に頼っている状態である。

その問題を音楽を通して私たちに考えるきっかけを与えてくれているのかもしれない。

「送る」一方で果たしていいのか

一見、イコールにならない「音楽」と「ゴミ」。

しかし彼らがその二つを組み合わせ成功させたように、アイデア次第でどんなものにも夢や希望が持てるのかもしれない。

『Landfill Harmonic』のメンバーの一人は、「世界は私たちにゴミを送る。私たちはそれを音楽にして送ろう」と話している。

この言葉を私たちがどのように受け取るべきか、考えてみる必要がありそうだ。

Writer: Asuka Yoshida

 
 

この記事が気にいったら、いいね!しよう
HEAPSmediaの最新情報をお届けします!

TAG


アプリで、HEAPSmediaを楽しむ。

どこでもいつでもサクサク快適に“遊び”が見つかる。

HEPASmedia

DOWNLOAD NOW!

アプリ画面

PAGE TOP