HEAPSmedia

ヒートテックの次は”ヒーター内臓コート”がくる!

TECH

ヒートテックは冬には手放せない定番アイテムになっている。
そのヒートテックの上をゆく新たな冬のファッションアイテムが登場した。

ファッション界にもテクノロジーの波

冬に手放せないアイテムとして、最新の繊維技術を用いたヒートテックとは一線を画している。

これまでファッションとテクノロジーは対局にあると見られ、ハイスペックなアイテムは魅力的ではないと言われることが多かった。
しかし、テクノロジーの進歩によってより薄型軽量化が進み、これまでの概念を崩すアイテムが登場し始めているのである。

3月に行われた16-17秋冬パリコレクションでは、クレージュ(Courreges)が打ち出したヒーター内臓コートが大きな話題を呼んだ。

一見何の変哲もないウールコートに見えるが、内側のボタンを押すと背中から加温され始める。
車のシートが温まる仕組みと同じ構造のようだ。

iPhoneのケーブルを使って充電できるバッテリーは、約6時間持続可能だという。
パリの老舗ブランドだけに、参考価格30万円程度と高額ではあるが、インパクトは充分だ。

Googleが進行中のプロジェクト・ジャカード(Project Jacquard)の試作品も1月にお目見えした。

彼等の目標は伝導性繊維を地球上のすべての衣類に搭載するという壮大なもの。
繊維の中に伝導性繊維を織り込むことで、ただの布ではなくタッチパネルのような機能を果たすのだ。

グーグルが現在開発しているアプリによって、服をスマートフォンのスクリーンのようにタップするだけで操作ができるようになる。
着信時もスマートフォンをポケットから取り出す必要はない。

蝶ネクタイを結ぶと同時にUberが車を呼び、ランニングシューズを履くと同時に、歩数・心拍数・運動記録が開始する。

このプロジェクトの最初のパートナーとなったのはアメリカを代表するデニムブランド、Levi’s(リーバイス)。
すでに服に触れるだけで着信発信が可能になるシステムを搭載。
一般販売に向けて、現在も開発が進行中だ。

スポーツミックスがトレンドを台頭している数シーズン。
アウトドアやサイクリング用の洋服を街中でもスタイリッシュに着られる“ギア服”がメンズファッションでは未だ人気である。

そんなギア服好きから支持されているのが、ニューヨークブランドのDYNE(ダイン)
デザイナーのクリストファーはNIKEのディレクターを務めた経験もあり、DYNEの繊維の製造もNIKEの工場で行なわれている。
最新コレクションでは、抜群の通気性と軽量性、高い耐久性を兼ね備えたNIKEのフライニットシューズに使われている生地を用いてアウターを作った。

気温や体温の変化に応じて繊維が自動的に開閉し、空気を外に送り出して体感温度を下げ、冷え始めると防寒性を高めてくれる。

人気の秘密は機能性だけでなく、糸で精密に編み上げられた構成による、縫い目がない前衛的で斬新なデザインだろう。

Photo by Keoni Cabral from Flickr

洋服たった1枚でアラスカから沖縄まで、温度差を気にせず身軽に旅することができる。

クレージュのデザイナーは「幸福と快適というわれわれの根本的な要求に、もしテクノロジーが応えられるならば、こうした移行は可能だ」と述べたうえで、これらのテクノロジーを用いた衣類の登場は始まりの一歩に過ぎないことを示した。

機械を持ち歩くモバイルから身につけるウエアラブルへと移り変わり、次は “身に纏う”時代へ。
ファッションとテクノロジーが出合い、どのような化学反応を起こすのか、注目していきたい。

Writer: ELIE INOUE 

 
 

この記事が気にいったら、いいね!しよう
HEAPSmediaの最新情報をお届けします!

TAG


アプリで、HEAPSmediaを楽しむ。

どこでもいつでもサクサク快適に“遊び”が見つかる。

HEPASmedia

DOWNLOAD NOW!

アプリ画面

PAGE TOP