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大歓迎!?ラクガキし放題のフィレンツェ聖堂

CULTURE

Photo by Loving Earth from Flickr

海外旅行に行って悲しくなることの一つに、歴史的建造物に見られる落書きが挙げられるのではないだろうか。

今までは、落書きは「やめて下さい」と人々の良心に訴えるしか防止する方法はなかった。

しかし、それでもなくならないのであれば、思い切って落書きをし放題にしてしまえばいいと考えた都市がある。

なくならない落書きに“許可”を!

Photo by Steven Depolo from Flickr

世界中から多くの観光客が訪れるイタリアの街フィレンツェ。世界遺産が数多くあるこの素晴らしい街も、悲しいことに「落書き」という悩みを長年抱えていた。
世界遺産に書かれたものは自分の名前やメッセージなど、今までこの場所を守ってきた人たちにとっては目を疑うような悲しくなるものばかり。

そこで彼らが考えたことは、あえて落書きをできるようにしたのだ。

「落書き」は「バーチャル世界」でどうぞ

この試みが行われたのは、日本人観光客も多いSanta Maria del Fiore(サンタマリア・デル・フィオーレ)大聖堂。

ここで落書きをもくろむ観光客のために置かれたものは、タブレット端末である。

なんと、彼らが考えたことは、タブレット上の大聖堂に思う存分落書きをしてもらうこと。これを使えば、バーチャルの世界に現れる本物そっくり大聖堂に、鉛筆やスプレー、フェルトペンなどタブレットの中に備えられたさまざまな用具で好きな場所に落書きがし放題である。

永久に保存される「メッセージ」

この試みは人々の興味を引き、たった1週間で700点以上の落書きが集まったという。書かれた落書きは建物にした落書きと同様、永久的に保存されるため、もう建物に直接落書きをする理由はなくなったのかもしれない。

通常、落書きをされた建物は定期的に洗浄されるのだが、それでも完全に消し切ることができるのは半数ほど。塗料の種類や、石に刻み込まれてしまったものはどんなに頑張っても消すことができない。同市はこのアプリが多くの建造物を守ってくれることを期待している。

あなたを幸せにする「許す」行為

Photo by Morgan from Flickr

人々は禁止されるほど自分の欲求が大きくなり、ダメだと分かっていることも止めることができないのかもしれない。

ならば、禁止するのではなく、思い切ってその欲求を吐き出す別の場所をつくるという発想も一つの方法であろう。
「禁止」するだけはなく別の方法で「許す」ことは、時にあなた自身を幸せにするかもしれない。

Writer: Asuka Yoshida

 
 

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