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日本の男女格差は「ジェンダーレス男子」が救う!?

CULTURE

Photo by Nathan Palmer from flickr

イギリスの大手一般新聞The Guardianより、Facebook上にこのような動画が投稿され注目を集めている。

How advertising got gender segregated

A recent Gap Kids campaign has been called sexist and criticised for reinforcing social stereotypes about boys and girls.

But children’s advertising hasn't always been divided along gender lines, so how did we reach this point?

The Guardianさんの投稿 2016年8月3日

世界的に有名な大手アパレル企業GAP。子どもから大人に愛用されているブランドだが、子ども向けアイテムのデザインが「性差別的」であると話題になっているようだ。

話題になっているのは一体なぜだろうか?

トップスのデザインに注目してみよう。

“男の子用”には誰もが知る天才物理学者アインシュタインの顔がプリントされ、「THE LITTELE SCHOLAR(小さな学者)」や「Your future starts here.(未来はここからはじまる)」と記されているのに対し、”女の子用”には特にそのような偉大な人物の顔写真はプリントされておらず、「THE SOCIAL BUTTERFLY(直訳してしまうと社会的な蝶、つまり美のシンボルであること)」や「the talk of the playgroud.(公園でのおしゃべり)」と記されている。

Photo by PROMartin Male from flickr

私たち日本人から見ると、「どこが差別なんだろう?」と疑問を持つかもしれないが、“男の子用”には未来や天才学者が、”女の子用”には美のシンボルやおしゃべりといった表現がされているのが差別であると批判されている。

なぜなら今や女性も社会進出を果たし、例えば学者として男性同様社会に貢献している人々がいるにも関わらず、幼い頃から”女の子用”としてこのようなデザインのカットソーを着させられているからだ。

他にも”男の子用”のおもちゃやお菓子は”青”、”女の子”用は”ピンク”とカラーが決まっており、選択の余地がないのは性差別であり、このような商品が急増していることも問題視されている。

ネット上では「子どもの選択に制限を設けるのはよくない」「男女のステレオタイプを幼い頃から植え付けている」との声が殺到している。

気になる日本の現状

Photo by Thomas from flickr

さて、日本ではジェンダーの問題にあまり敏感ではないように感じる。GAPのような大手アパレルブランドのデザインが、差別的だと話題になったことがあるだろうか。

ファッション売り場では男性/女性と区別され、違和感を感じたことは?トイレの一般的な標識では、男性は青でズボンを着用し、女性は赤でスカートを着用していることに疑問を持ったことは?

私たちは日常に潜む性差別に気づいていない。

今日本を沸かしている”あの存在”!

Photo by Soo from flickr

モデルやタレントとして活躍中の「ジェンダーレス男子」
女性の代名詞といわれるピンクをはじめカラフルなファッションに身を包み、今まで女性のみ使うことが許されたメイクをほどこしている。彼らのSNSをのぞくと、美へのこだわりも生半可ではない。一部ではあるが、女性からの好感度も抜群だ。

「ピンクは女性しか着てはいけないなんて、誰が決めた!」
「メイクは女性しかしてはダメなんて、誰が決めた!」

彼らの存在は、私たちのジェンダーに対する常識を覆している。日本では日常に潜む性差別に敏感ではない。だが着実にジェンダーレス男子が浸透し始め、今ではテレビで見ない日はないといっても過言ではない。彼らのおかげで、ジェンダーの垣根を越える日も近いと思われる。最近では男性も利用できるネイルやまつエクサロンも増えているそうだ。

Photo by Bridget McKenzie from flickr

また欧米諸国では、男性の象徴である筋肉隆々の男性がよしとされているようで、俗にいう”イケメン男性”ランキングを見てもマッチョな男性が大半を占めている。

お茶の間に突如現れ、人気上昇中のジェンダーレス男子が話題の日本は、欧米とは逆の動きをしている。このような傾向から、日本は他国よりもジェンダーレスへの理解がある国になっていくのではないだろうか。

「ジェンダー」とは何か、考えてみよう!

Photo by danbruell from flickr

海外と比べると日本の男女格差感は激しく、2015年版ジェンダー・ギャップ指数によると145カ国中101位。
この指数は経済、教育、政治、健康の4分野で分析され、経済・政治の分野では前者106位、後者104位と評価はかなり低い。理由は女性の労働状況や国会議員の少なさが掲げられる。

ジェンダーレス男子が浸透し始めたことをきっかけに、ジェンダーとは何か考える人々も増えたに違いない。

男女格差感のある日本において、私たちがその理解を示し、お互いを認め合うことで、男女問わず誰もが生きやすい社会になっていくはずだ。

Writer: Ruka Yamano

 
 
 
 

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