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先生正気?目が回る「テスト」

CULTURE

Photo by bramdewilde from Flickr

学生時代、テストで分からない問題があるたびに、もしカンニングができたらと思った人は多いはず。

実際にしないまでも、この誘惑は人間なら誰もが持ち合わせているものだ。そして、それには世界中の先生たちが手を焼いている。

「タイ」でも発覚「カンニング」問題

Photo by Jack Hynes from Flickr

タイのバンコク市内にある『バーンソムデーチャオプラヤ・ラチャパット大学』も、カンニング問題に悩まされていた大学の一つ。

この大学の試験形式は日本のセンター試験でもお馴染みの「マークシート方式」。記述式とは違い、塗りつぶされた番号を見ることによって回答することができるため、カンニングのハードルは低い。

だが、例年試験官を動員し、厳正なる監視をしてもなぜかカンニング被害がなくならなかった。特に隣の生徒同士で答えを確認し合う行為が見受けられたという。

「解く気」も失せます……

これをなんとか止めなければと、立ち上がったのが大学側。その執念がとにかくすごいのだ。

従来、この大学が回答用紙に使っていたのは、日本のセンター試験でもお馴染みのマークシート。しかしこのマークシートだと、設問と答えの位置が確認しやすい。ならばそれを防止すればいいとのことから、なんと円径型のマークシートを採用したのだ。

これには生徒もお手上げ状態。カンニングをしようと試みる人は一気に減った。さらにこの大学の執念は凄まじく、隣り合う席の人には逆回りに回答するパターンの用紙が配られたのだとか。ここまでされたらカンニングがしづらいというより、大学側の恐ろしいほどの執着心に屈する生徒が多数だろう。とはいえ、いちいち回しながら回答をしていくのかと思うと少し面倒な気もするが……。

「他の人」に「迷惑」をかけないこと

Photo by Benson Schliesser from Fliker

一度カンニングの快感を覚えてしまうと、次回からカンニングに対するハードルが一気に下がり罪の意識がどんどん薄れていく。そればかりか、罪に対する恐怖心や罪悪感へのハードルも下がり、小さなカンニングが大きな犯罪に繋がりかねないだろう。

それにこの対策によって、普段カンニングをしていない生徒たちも回答に手間を費やすことになったことも事実である。たった数人の違反行為は、他の生徒たちにまで迷惑をかけてしまうのだ。となるとやはりカンニングはしてはいけない行為である。

この見ているだけで目が回りそうな回答シートは、社会で他人と共存するとはどういうことか遠まわしに教えてくれたのかもしれない。

Writer: Asuka Yoshida

 
 
 
 

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