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カンナビス入り?! 緑のバンズのダッチ・ウィードバーガー

CULTURE

グリーンのバンズに挟まれたジューシーなパテとあふれんばかりの野菜。パーティクルーやマンチーたちの大満足な笑顔をみて「これは大麻が合法なオランダならではのウィードバーガー?!」…と思わず聞いてみた。
カンナビス入りなの?

“ウィード”に隠された真実

オランダ近隣のフードトラックが集まるフェスで、好奇心旺盛な20代や流行に敏感なヒップな男女の注目を集めているというダッチ・ウィードバーガー。2012年にはじめてフェスティバルでお披露目したときには、用意していた500を超えるバーガーが最初の数時間でSOLD OUTになったほど。

オランダの代名詞、自由な国とはいえ大麻入りのハンバーガーがこんなにも日常的に販売されているとは、一体どういうことなのかと、店員に直撃してみると…

「たしかに、ウィード入りだけど、実はシーウィードなんだ。笑」とウィンクする店員。

なるほど、ダッチ・ウィードバーガーとは、世界一ヘルシーな「海藻バーガー」だったのだ!
っていやいや、この名前勘違いしちゃいますよね…

パテには大豆フレークと、北海で育ったロイヤル・コンブを使用。バンズにはコンブとクロレラ(藻の一種)を練りこんでグリーンに。クリーミーなソースはオーガニックのアオサを入れて味に深みを出している。

食べてみると、「ヘルシーだけど物足りない」残念な感じはなく、ガッツリ感があって、「ジューシーでチキンみたい」と評価する人も。磯の香りが鼻をくすぐり、日本人ならきっと懐かしく思うような味だ。

Mへの挑戦状

ヴィーガンのフードスタイリスト、Lisette Kreischer(リセット・クレイシャー)は「もっと植物性の食べ物がみんなの身近になればいいのに」といつも思っていた。あるとき海をテーマにしたレシピ本の執筆を依頼されて調べるうちに、オメガ3やプロテインが豊富な海藻に恋してしまった。
ビデオグラファーだったMark Kulsdom(マーク・クルスドム)と組んで、「おいしい海藻料理を探す」というミッションを追行。そのとき出会った海藻入りバーガーに衝撃を受け、「これしかない!!」とオランダへ帰国し、バーガーの試作を始めたのだった。

彼らは自分たちの店は持たず、ケータリングカーかブースでのイベント出店をやっている。また現在ではオランダを中心に、スキポール空港近くの4スターホテルから街中のベジカフェ、老舗コーヒーショップなど90以上の提携レストランやカフェでこのバーガーを食べることができる。

彼らは以前、某世界的に有名なファストフード店Mの前でキャンペーンをやった。「ファストフード VS ヘルシーなサステナブル・フード」の挑戦。マークたちはリヤカーで作った臨時店舗で、ウィードバーガーを街ゆく人に売りまくった。その様子はビデオに収められているが、ウィードバーガーの’W’と’M’のコントラストがやりすぎなくらい際立っていた。

海藻を食べれば世界が平和に繋がるワケ

人類は何千年にも渡り海藻を食べてきたが、実は地球上でもっともパワフルな植物の一つだというのだ。「ビタミンやミネラル、タンパク質、食物繊維が豊富で、その栄養価はアサイーやチアシードに匹敵する。まさに海のスーパーフードだ」として、世界のセレブリティにも価値が見直されているのだ。

世界の人口は、2050年には90億人を超えるといわれており、このままいけば深刻な食糧危機に見舞われるといわれている。その中で菜食は、肉食と比べて環境への負荷がかなり低くなるという。このウィードバーガーには、肉はもちろん、魚、卵、乳製品など動物性のものは一切使用されていない。また、ヴィーガンなだけでなく、ハラル、コーシャにも対応しているから、どんな宗教の人も食べられる。「海藻は野菜界の次世代のホープ」といわれているが、マークたちは「この(ウィード)バーガーが世界を変える」と信じて活動している。あなたもウィードバーガーを食べて、地球を救う一員になってみては?

Writer: Kumi Nagano

 
 
 
 

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