HEAPSmedia

世界一「綺麗」なゴミ屋敷?

SOCIAL GOOD

Photo by Gregg VDB from Flickr

世界中に未処理のままでいる悲しいゴミ達が溢れている。

成仏出来ずにいるのだ。

だが、そんな彼らに朗報!

ヨーロッパ生まれ、アジア行きの処理されないゴミ達

「洋ゴミ」という言葉をご存知だろうか。

これはヨーロッパで生まれた産業廃棄物や、生活ゴミ、有害廃棄物などを、中国などのアジア諸国に密輸されているという裏のゴミ。

本来であればヨーロッパのゴミは、その国で処理されるべきだ。

だが処理費用の高さゆえに、それを買い付けにやってくるアジアの輸入業者に引き渡してしまう。
そうすれば何の処理もせずに済むからだ。

そしてアジアのゴミ処理業者達が他のリサイクル・処理業者に違法な価格でそのゴミを売り、大金を手にしている。

なんとなく聞くだけでは、「良いビジネスじゃないのか?」と思ってしまいそうだが、リサイクルするには不純物だらけの「洋ゴミ」の、違法ででたらめな処理のせいで周辺の環境汚染が進んでしまっている現実がある。

先行した利益の追求悪が、アジアに広がっているのだ。

積み上がるゴミ、しかし次は「レンガ」として

この物体、少しばかりどこかのチョコレートエナジーバーに見えるが、レンガである。

レンガと言えば、粘土や泥を混ぜたものである印象が強いが、このレンガは違う。

ゴミが主成分なのだ。

行き場のない見捨てられた地元のゴミをレンガへと再生する「Waste Based Bricks」を発明したのは、「StoneCycling」という新興リサイクル企業。

オランダのロッテルダムの大学で建築を学んだ、トム・バン・ソエストとワード・マッサが2013年に立ち上げた。

制作物全てをゴミから製造していることで国内外を問わず有名である。

「Waste Based Bricks」の特徴は、そのエコな再生能力。

レンガ製造における二酸化炭素の排出量を大幅に下げ、本来レンガ作りに欠かせない粘土を一切必要としない。

現在このネオなレンガを使用して建築中の建物がロッテルダムにあるとのこと。

行き場のない未処理廃棄物のみを使用する「Waste Based Bricks」。

環境に良く、新しく粘土を使用する必要もない、超省エネの建築素材である。

レンガ造りの多いオランダであるからこそ、特に意味のあるリサイクルシステムに違いない。

今求められる再生力

Photo by macinate from Flickr

人口増加と経済発展と共に増えた「ゴミ」。

その行き着く先は処理の限界であって、その限界はコミュニティレベルから世界レベルまで発展してしまった。

「StoneCycling」の様なハイレベルのリサイクル事業は、まさに今求められている。

ゴミの再生はモノの再生だけでなく、社会の再生にも繋がりそうだ。

生活ゴミも産業廃棄物も私たちに関係のあるもので、それらの循環は私たちの毎日に巡り回ってくる。

一旦ゴミになってしまった何かが、生まれ変わって、また私たちの生活の豊かさのきっかけに繋がる。

ブリキのパーツだったものが、いつしかどこかの家の壁になるなんて考えたら、なんとなくわくわくする。

Writer: Adam

 
 

この記事が気にいったら、いいね!しよう
HEAPSmediaの最新情報をお届けします!

TAG


アプリで、HEAPSmediaを楽しむ。

どこでもいつでもサクサク快適に“遊び”が見つかる。

HEPASmedia

DOWNLOAD NOW!

アプリ画面

PAGE TOP