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今だから聞きたい。ボブ・マーリーに学ぶ生きる知恵

CULTURE

“My music will go on forever.(俺のミュージックは永遠に不滅だ)”  ― Bob Marley

スッチャ スッチャという独特のリズムがなんとも心地よい。レゲエは世界中で愛されている音楽だ。
「レゲエ」というのは、ただの音楽のジャンルでは済まされない。それは愛と平和のメッセージであり、世界の歴史であり、革命のメッセージでもある。

そして現代に生きる私たちだからこそ、自分の生き方について改めて考えるきっかけになるような歌詞が溢れているのである。

「レゲエの神様」とまで言われたボブ・マーリー。今年で彼がこの世を去ってから35年という年月が経つ。しかし彼のその歌の数々には決して時代遅れだと感じさせることはなく、いつも私たちに新しい「気付き」を与えてくれる。

世界を導く、ボブ・マーリー

Photo by mdemon from Flickr

しかし以外と知られていないのは、その音楽に乗せられた魂のメッセージ。

ボブ・マーリーの歌の数々を聴いていると、彼はきっとこの地球に送られてきたメッセンジャーだったのだという気がしてくる。彼にはどんな人種に関わらず、私たちの目を覚まし、心の一番奥の部分にダイレクトに触れてくるのだ。

それは白人の父と、黒人の母の間に生まれた彼だからこそ、人種の壁を越えて伝えることのできた、世界中を一つにするメッセージなのかもしれない。

今なおジャマイカのみならず世界中の人々に愛されているボブ。一体、彼はどういう人物だったのだろうか。

ボブ・マーリーはジャマイカのトレンチタウン(スラム街)出身のレゲエアーティスト。学校を中退して、1962年17歳でデビュー。翌年、ピーター・トッシュらとウェイラーズを結成。以後、ボブの音楽や思想は人種を超えて、世界中の人々に影響を与え「レゲエ」というひとつの音楽ジャンルを確立した伝説の人物。

1970年代、ジャマイカの政治は大混乱の中にあり、緊迫した状態が続いていた。その中でボブはあのレゲエのリズミカルな音に乗せて民衆に真実を伝えてきたのだ。ボブの歌でどれだけの人が勇気付けられ、自分自身を取り戻したか。

そしてボブのアルバム「Burnin’」の「I Shot the Sheriff」をエリック・クラプトンがカバーし、ジャンルと人種を超えた多くの人がボブの歌を知るきっかけとなった。

そしてあの全世界を騒がせた彼の死から35年が経った今も、彼の歌に乗せられた名言の多くは私たちの心を癒し、道標をくれるのだ。

名曲「Trench Town Rock」では、音楽を武器として戦った、彼の非暴力ムーブメントが歌われている。実際に彼は誰も傷つけることなく、社会に疑問を唱え、たくさんの民衆の目を覚ました。彼の歌には魂が宿っていて、聴く者の心に呼びかけてくるのだ。

“One good thing about music is that once it hits you, you feel no pain”
音に打ちのめされて 傷付くものはいない。 それが音楽のいいところさ。※

聴く者の心に呼びかける魂の歌

ボブの思想はとてもシンプルで、純粋で、誰も持っていない発想を持っていた。そしてそのメッセージは暗闇の中を彷徨う人々に灯をともしてきた。彼の死から35年経つ今でもたくさんの人がボブの歌によって救われている。

ボブの代表的な歌の一つに「Exodus」がある。曲のイントロのギターの音が気分を高めてくれる一曲。その曲にこんな歌詞がある。

『目を開けて、自分の心の内側を見るんだ。 あなたは今の人生に満足しているか? 本当は知っているはずだ。 どこから来て、どこへ向かうのか。 くだらない常識を捨て去り、本来の自分の場所へ向かうんだ。』※

またアルバム「RASTAMAN VIBRATION」に収録されている「POSITIVE VIBRATION」という曲にはこんなメッセージが聴く者をポティブティに変えてくれる。

『後ろ向きなやり方では、 とても生きては行けないよ。 分かるかい。 前向きに進むんだ。 毎日が新しい日なんだから。』※

『誰かの悪口ばかりで、不機嫌でいたら、悪魔に祈りを捧げているのと同じだぜ。 なぜ、助け合おうとしないんだ? そのほうが、もっと、楽になれるよ。』※

「One Love」はボブの歌を知らない人でも聞いたことある歌だろう。ボブはいつも全ての人がユナイト(団結)することを望んでいた。彼のメッセージには「ひとつ(ONENESS)」という言葉がよく出てくる。それは人と人とを分裂せず、ひとつの愛、ひとつの心と唱えることで一体になれるという希望が乗せられている。

『ひとつの愛、ひとつの心。 みんなで一つになれば、 いい気分になれるさ。』※

ボブの言葉は時にとても厳しい。それでもまっすぐに自分の信じた道を貫くボブだからこそ、そのメッセージは世代や人種を超え、私たちの心に響く。

そのメッセージは周りに左右されず、自分を貫くパワーをくれる。そしてあのリズミカルなカリビアンのミュージックが、そのメッセージを繰り返し繰り返し、私たちの心の中に刻み付けるのだ。

『やるんだ。 本気でやるんだ。 自分のやりたいことを。 みんな、語ることばかりで、本当にやるやつは、ほとんどいないから。』※

『どうやって生きるかなんてことは、 誰も他人に教えられないよ。 それは、自分自身で見つけるものだ。』※

『誰もが自分の運命を決定する権利を持っている。』※

『指をさして人を非難する前に、君のその手がよごれていないか確かめてくれ。』※

ボブは私たちが社会に順応する中で身につけた価値観に疑問を呼びかける。

『人間の偉大さは、どれだけ金持ちになれるかではなく、いかに誠実で 周りにポジティブな影響を与えられるかどうかってことさ。』※

『この時代、みんな自由だと言う人がいるが、 本当は、貧しさにつながれている。 みんなわからないのさ。 金を作るだけの機械になっていることが。』※

この夏 聴くボブ・マーリー

真実を語る者はいつまでも新しいものだ。

伝説のレゲエの神様ボブ・マーリー。
36歳という若さでこの世を去った彼だけれど、その歌は120曲弱も残されている。そしてその一曲一曲に魂が込められている。

この夏、今だからこそ、彼の音楽に耳を傾けてみてはいかがだろうか。

Love the life you live, Live the life you love.
“自分の生きる人生を愛せ。自分の愛する人生を生きろ。”
―Bob Marley―

(※のついているものは、出典先のリンクにとぶことができます。)

Writer: バンベニ桃

 
 
 
 

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