HEAPSmedia

全部自分次第!アフリカ式ワンマンビジネス。

PEOPLE

Photo by バンベニ桃

南アフリカの東ケープ州で靴や鞄をストリートで作りながら売っている、レゲエ好きの男がいる。

ハームフリーと名乗るコサ族の彼は15年前、街の革屋さんで端切れを買い、この靴や鞄作りを始めたという。

アフリカ文化工芸品、革製品、針金細工、木彫り、石の彫刻家、ビーズアクセサリーなどが南アフリカを代表する工芸だ。

革製品は、いろんな種類の革の端切れが、手頃に手に入る南アフリカならでは。このような工芸を作り生計を立てている若者がいるのだ。失業率の高い南アフリカだからこそ、仕事を得ることも大切であるが、技術を磨き、自分の力で生きていけるようになることが求められている。

筆者も南アフリカでハンドメイドの革製品を作っているので、革作り仲間が多い。その中でも今回紹介するハームフリーの作品は技術も高く、おもしろい。

全て一人でやるワンマンビジネス

彼のビジネスは仕入れ、デザイン、製作、販売、その全てを一人で行う。それはワンマンビジネス。

彼は一人で働くことが気楽だと言う。販売は週末の地域のマーケットか、フェスティバルなどのイベント、オーダーメイドを通して。

取材をしたこの日も黙々と作業を進めるハームフリー。一足一足丁寧に手作りで作られていく。その手には確信があり、迷いがない。作業を単調に無言にこなしていく姿を見て、職人とは万国共通だなと思う。

Photo by バンベニ桃

一点一点手作りのユニークな作品たち

彼の作る牛革のブーツは人気作品。作るのに時間がかかる作品ではあるけど、作るたびに売り切れてしまうそう。取材した当日の夕方、この靴は売れてしまった。ちなみに値段はR1400(約14000円)。(写真下)

Photo by バンベニ桃
シンプルなローファーも、黄色い糸のハンドスティッチに遊び心がある。
Photo by バンベニ桃

誰に教えてもらったの?と私が問うと、彼は笑いながら「自分でやり始めたんだよ。見様見真似で。始めはやっぱり難しかったけど、俺は『難しいこと』を、『チャレンジ』だと呼んでいるんだ。そっちの方が挑戦する甲斐があるだろう?」と答えた。

こちらの革のバッグもマチが大きくてたくさん物が入る。全て手縫い。アフリカのシンボル入り。
Photo by バンベニ桃

時に彼の作品にはメッセージが書かれている。

写真下の肩から掛けるタイプの鞄には「ONE LOVE」という言葉。

そこには一つの愛をみんなで共有しよう、というメッセージが込められている。

Photo by バンベニ桃

店番をしながらの作品作り

作品を作りながら店番。お客さんに呼ばれるまでひたすら作る。彼はこのスタイルを通しているようだ。

履き古された彼の靴はなんとも味の出たオーストリッチ革。

本革の靴は月日が経つと味が出てくる良さがある。

Photo by バンベニ桃

「作れば作るだけ作品は買われていくんだ。だから心配する必要はない。ただ作り続けるだけだ。」無口であるが、ポロリと口にする言葉には彼の思想が垣間見れる。彼はこの生活に満たされているのだ。

全てのことを一人でやってしまうワンマンビジネス。誰かを誘うわけでもない。履歴書を書くわけでもない。自分で始めるのみ。

思い立ったが吉日。

あなたは、何かワンマンビジネスでできること、ありませんか?

Writer: バンベニ桃

 

 

この記事が気にいったら、いいね!しよう
HEAPSmediaの最新情報をお届けします!

TAG


アプリで、HEAPSmediaを楽しむ。

どこでもいつでもサクサク快適に“遊び”が見つかる。

HEPASmedia

DOWNLOAD NOW!

アプリ画面

PAGE TOP