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街全体がフェス!?南ア最大のアートフェス参加レポート

ART

今年は6月30日から7月10日までの11日間、南アフリカ東ケープ州グラムスタウンという街で開催された、南アフリカ最大のアートフェスティバル、「National Arts festival(ナショナル アート フェスティバル ) 」。
全11日に渡るこのフェスティバルでは、「Theatre」「Dance」「Music」「Performance Art」「Film」「Comedy」「Illusion」「Poetry」「Visual Art」「Fine Art」「Crafts」などを中心に、実にたくさんのアーティストが集まるクールなフェスティバルだ。

会場が街全体?!信じられないほどの大規模なフェスティバル!

会場はなんと、このグラムスタウンの街全体。こじんまりした街ではあるが、洗練された石造りの建物が美しい街だ。

フェスティバル中は、町中のお店や教会が賛同して、アーティストの展示会や、ライブを行う。道端ではアフリカンダンスや、ギターを弾きながら歌っているシンガー、手作りのクラフトアーティストも路上にまで溢れ、フェスティバルを活気づける。

アフリカジャズの本場で、毎晩行われるジャズライブを楽しむ

グラハムスタウンはジャズの街としても知られている。毎晩ジャズアーティストがライブを行う。
南アフリカの大御所ジャズミュージシャン、人気ミュージシャン、アフリカ伝統音楽など、実にたくさんのミュージシャンのライブを見ることができる。人気のあるシンガーはすぐに売り切れてしまうので前もって予約したほうがよいだろう。

ライブは日が暮れてからが雰囲気が増す。ライブは遅いもので夜の10時半に始まるものもあり、照明を落としたカフェで好きな飲み物を楽しみながら堪能できる。大学のホールなどでもライブが毎晩行われる。ジャズ好きにはたまらない。

私の行ったライブ、Nokukhanya Dalaminiはズール族の女性ジャズシンガー。声量のある声でバラードのラブソングから、思わず踊り出してしまいそうな軽快なジャズ、アフリカテイストの濃いジャズなど多様なスタイルの歌を歌いこなし、聴く者を感動させてくれた。

クラフト市が並ぶヴィレッッジグリーンでお買い物を満喫

公共の広場はヴィレッジグリーンと呼ばれ、多種多様のアーティストが作るクラフト市を中心に、パフォーマーやミュージシャンが広場のあちこちでパフォーマンスを行う

アフリカ料理から中華料理、トルコ料理、ベジタリアン料理、野生動物クドゥ肉のハンバーガー屋さんまで実に多様な飲食店が参加しており、遊び疲れて腹べこの私たちのお腹を満たしてくれる。

広場内にあるファームスタイルのパブで南アフリカのビールやワインを楽しむことができる。目の前でライブが始まったり、パフォーマーがパフォーマンスを始めたり、いい雰囲気だ。

クラフト市は多種多様な手作りのクオリティの高いものが勢ぞろい。
例を上げ出すとキリがないのがこのアートフェスティバルなのだが、アフリカ雑貨、革製品屋、楽器屋、クリスタル屋、陶器屋、チーズ屋、帽子屋、古着屋、健康食品屋、手作り化粧品などなど、まさにたくさんの手作りのおもしろい物が軒並みに続いている

(フェルト生地でユニークな帽子を作っているアーティスト。フェルトから紡ぎ機に巻きつけていく姿が雰囲気を出している。)
ヴィレッジグリーンからの出口がわからなかったので、そこにいた南アフリカ人男性に道を訪ねた。
すると彼は京都に4年間住み、尺八を勉強していたというのだ!偶然だとは思えない出会いだ。
遥か離れた日本のことを知っている南アフリカ人と触れ合え、しばらく話が弾んだ。

尺八プレーヤーのMyoSso Brian。また会いましょう。

街にはたくさんの絵が並ぶ。絵にはアフリカの暮らしや動物が描かれている。

路上にもクラフトは溢れる。筆者も南アフリカで採れる種や木の実を使ったキーホルダーや革で作った鞄や帽子などを販売。いろんな出会いがあり、楽しい日々となった。

筆者のお店は気持ちいい青空の下。

ダンス、喜劇、パフォーマンスのショーも満載

ショーは町のあらゆるホールや施設を使って常にどこかで行われている。町中にはダンスや喜劇、パフォーマンスアートたちのポスターで溢れ、なんとも分厚い本がプログラムとして売り出されている。

どのショーもさすが南アフリカ。あらゆる人種が混ざり合い、個性溢れるおもしろいものがありすぎて、フェスティバル期間中は、どのショーがおもしろくて、どのショーが退屈だったのかなど情報交換が絶えない。

Cape Dance Companyのダンス。A Thousand Shepherds。
インドのアシュラムの巡礼、奉納、戒律、二ヶ月によって行われる安息日などからインスパイアされて作られたエネルギーに溢れたダンス。

街中を探索しながらアート展示会を楽しむ

街のあちらこちらで絵画や写真、陶芸などの展示会が行われている。
展示会の場所は博物館であったり、教会であったり、よく手入れされた古い大きな家だったりと様々だ。
街中を探索しながら、展示会巡りをする。展示会はほぼ無料であり、街並みの美しさと、アート、二度美味しい。

毎年6月末から7月上旬にかけて開催

毎年6月末から7月上旬まで行われるこのナショナルアートフェスティバル。毎年おもしろいアーティストが南アフリカ中から集まる。いや、世界中と言っても過言ではないだろう。
この時期の南アフリカは真冬であるので、暖かい服装は欠かせない。
そして宿は素敵な雰囲気の宿から、キャンピングサイトまであるので、この時期に合わせて南アフリカを旅してみてはいかがだろうか。

野外ライブを聴いていた白人と黒人のカップルに出会った。最近では少しずつではあるが人種を超えたカップルが増えている。
20年以上前に終わったとされるアパルトヘイト。まだその影響が多大に残るこの国で、アートを通じて人種が混ざり合う。その壁が年々低くなり・・・いつかなくなると信じて。
しかしどの人種に関わらず、フレンドリーな南アフリカ人たちとの出会いも、フェスティバルを盛り上げる楽しみの一つとなるに違いない。

参考サイト

Writer & photo: バンベニ桃

 
 
 
 

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