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「廃墟」から生まれるパリの新たな文化

MOVEMENT

Photo by ELIE INOUE

パリの足といえば、地下鉄・メトロ。フランスに列車が誕生したのは19世紀半ばで、当時は環状鉄道が走る『プティット・サンチュール』の名で知られた。
フランス語で“小さなベルト”を意味するこの路線は、その後開発が進むと同時に利用者が減り、1990年代頃には完全廃止に。
埋め立てや閉鎖で見られなくなったレールも多いが、廃墟となった駅舎や路線跡を活用しようとする運動が増えている。

それは、今までは市が保有する敷地を公民が扱うことはできなかったものの、去年法律が改められたのがきっかけだ。

法律が改正されてから、まず先陣を切ったのが今年夏にオープンした『Grand Train(グランド・トラン)』。
ここはパリの北18区にあるフランス国鉄会社SNCFの2000m²にも及ぶ車庫跡地だった場所を、クリエイターたちがリノベートさせ、若者で賑わうヒップな場所へと変貌させた。レストランやバーをはじめミニシアターや、コンサートなど様々なイベントが開催されている。

Photo by ELIE INOUE

線路の上でくつろぐ人、列車の中で食事をする人、車庫の中でお酒を嗜む人、思い思いにこの空間を味わっている。

Photo by ELIE INOUE
Photo by ELIE INOUE
Photo by ELIE INOUE

『Grand Train』の人気は予想以上で、プティット・サンチュールだけでなく、廃墟となった建物や空間をリノベーションして現代に蘇らせる手法はパリでブームとなりそうだ。残すところは残し、変えるところは変える。過去に敬意を払いつつも、変化を恐れず現代風にアレンジを効かせ、そこから新しい文化を生み出される。

エッフェル搭や凱旋門など、お決まりの観光名所だけでなく、歴史と現代を融合させた特別なこの空間も、ぜひパリに来たら味わってみて欲しい。

GRAND TRAIN PARIS

Writer: ELIE INOUE

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